Lee Ritenour 「Rit2」

みなさんこんばんは!パステル工房の管理人です。本日もアルバムレビューをしていきます!今回ご紹介する作品は、ジャズ・フュージョンギタリスト/ソングライター/プロデューサー、Lee Ritenourの「Rit2」です。記事の終わりに試聴コーナーもありますので、よろしければ見ていってくださいネ♪それではレビューにGO~♪

Lee Ritenour(リー・リトナー)は、1952年カリフォルニアハリウッド生れのギタリスト。ハイスクールの頃からセミプロとして音楽業界で活動をはじめ、1976年にアルバム「First Course」でソロデビュー。高いギターテクニックと柔軟な音楽性で評価され、ラリー・カールトンと並びフュージョン界のギターヒーローとして日本でも人気を集めました。

1982年にリリースされた本作「Rit2」はソロ10作目。前年にリリースされたアルバム「RIT」の続編として位置づけされる作品です。

リー・リトナーと言えば、ダイレクト・カッテング(演奏を直接、盤面に録音していくレコーディング方法。一度間違えたらそれまで録音していたものが全てオジャン)という半ば「キ○ガイ」染みたレコーデング方式で、難解なキメのフレーズや超絶ソロをバンバン決めていた凄腕のギタリスト。演奏に合わせる他の奏者も凄いけれど、その演奏スキルと集中力はまさに超人的。そんな超人ギタリストが、歌物の楽曲を大フィーチャーしポップス界に殴り込みをかけてきたのが「RIT」であり本作「RIT2」なのです。


当時、リーと同じようにPOPに参入してきた有名ギタリストとしては、ジョージ・ベンソンが挙げられますが、自ら歌で勝負してきたジョージと異なり、リーはエリック・タッグというボーカリストをフィーチャーし、自らはソングライティングとプロデュース、そしてギターと言わばサイドマン的立ち位置でアルバム制作をおこなっております。

本作「RIT2」においても、自身のソロ名義の作品にも関わらず、演奏上では終始控えめなプレイに徹してエリック・タッグのボーカルを前面に押し出している所が印象的。その点、リトナーファンとしては物足りなく感じる作品ですが、ことポップスの作品としては、なかなかの良盤となっております。

耳当たりの良いAORナンバーのオンパレード

サウンドは正に、この時代の主流であったAOR(大人向けのロック)そのもの。特筆すべき点は、リー・リトナーのソングライターとしての資質が非常に高いこと。キャッチ―なメロディーが満載で、いやらしさの無い爽やかなAORの楽曲が並んでおります。

82年の作品なので、シンセサイザー系の音色に時代を感じますが、演奏自体はタイトで歯切れの良いものばかり。そしてサポートメンバーも含め、皆が演奏するのを楽しんでいるようなリラックスした雰囲気が伝わってきます。(リトナーお得意のニヤケ顔が浮かんできませんか?笑)

サポートメンバーを挙げますと、エリック・タッグ(ボーカル)、ハービー・メイソン(ドラム・アレンジ・Coプロデュース)、ジェフ・ポーカロ(ドラム)、ドン・グルーシン、デイビッド・フォスター(ピアノ)、ネイザン・イースト(ベース)、ビル・チャップリン、リチャード・ペイジ、スティーブ・ジョージ(バックボーカル)などなど。超一流のミュージシャン達が終結しております。

アルバム収録曲全10曲中、6曲がボーカル入りのポッピーなAORナンバー。他4曲もインストナンバーですが、楽曲のタッチはポップス調です。残念ながら本作からは「クロス・マイ・ハート」のみがチャートイン(69位)と商業的にはあまり成功しなかった作品ですが、(事実RIT3は未製作)、ウエストコーストの雰囲気漂う軽快なAORの快作です。

管理人イチオシナンバー!

1曲目の「Cross My Heart」は、アースの「レッツ・グルーブ」を彷彿させるシンセベースが印象的。アース・ファンにはお馴染みの「なま麦、なま卵フレーズ」が飛び出してくるあたりが、いかにも売れ筋狙いというか、リトナーらしいというか(笑)ちょっと哀愁を感じるメロディーラインもスムーズで聴きやすいナンバーです。全米69位。

3曲目「Dreamwalkin’」はデイビッド・フォスター的なドラマチックなバラード。(デイビッドは未参加)。フェンダーローズの音色と、ジェリー・ヘイによるホーンセクションが、ハートウォーミングで夢見心地な気分になります。曲の後半ではリトナーのソロパートがありますが、弾きまくるなんてことは無く、歌にマッチしたソロを披露しています。

4曲目「Keep It Alive」は穏やかな雰囲気のAOR然とした楽曲。イントロのギターフレーズも、メロディーラインもいと美し。前作「RIT」に収録されていた「Is It You?」と同じタイプの楽曲で、シングルカットされるものチャートインには至りませんでした。

7曲目「Voices」はアダルトテイスト満載のAORナンバー。曲のバックで淡々と演奏されている、リトナーお得意の単音ミュートフレーズが良い味を出しております。サビに向かって盛り上がっていく曲調も、このアルバムの中では唯一、攻撃的なリトナーのソロもGOOD!ちなみにドラムはTOTOのジェフ・ポーカロ。アレンジではデイビッド・フォスターが参加しています。

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