みなさんこんばんは!パステル工房の管理人です。
先日、MIDIキーボードを購入してからすっかりハマってしまい、いろんな音源をダウンロードしては音色を奏でてみたり、DTMソフトで打ち込みをして作曲まがいのことをして遊んだりして毎日を過ごしています。(あっ!ちゃんと仕事はしているのであしからず。プー太郎ではありませんよw)
MIDIキーボードを使って作曲をしている時に気が付いたのですが、楽曲のオケ(つまりバックの演奏)を作る際の、キーボードバッキングパターンの引き出しが致命的に少ない。どれも、白玉や4つ刻みばかりで、私がもっているレパートリーの少なさに愕然としました。
例えば、ジャズやブルースといったジャンル風の曲を作ろうとした時、ジャンル特有のコード進行は理解していても、”それらしく弾く”ことが出来ないのですね。
ようは「曲のスタイルに合わせたバッキングパターンをどのように弾くのか?」ということなのですが、バッキングというもの自体が(楽器演奏者にとって)地味な存在である為か、それを教えてくれる教則本は数えるほどしかありません。ソロパートの本はたくさんあるのにね。
そんな、地味ともいえるキーボードバッキングに焦点を当てた教則本がこちら。私もまだ買ったばかりですが、少しずつレパートリーが増えてきていますよ♪
スタジオミュージシャン厳選キーボード・バッキングまる覚え138
スタジオミュージシャンをされている織原洋子さん著作の、キーボードバッキングの教則本。タイトルからおわかりのように、いろいろなジャンルのバッキングフレーズが138パターン収録されています。バッキングフレーズ集といった感じですね♪
この本のセクションは大きく3つに分かれていて、1章は「基本スタイル」としてポップス・カントリー・R&B・ハウスミュージックスタイルのバッキングが計30パターン。イントロ・アウトロにありがちなフレーズが計6パターン収録されています。
2章は「ワンランク上のバッキング」として、リズミックなバッキング・6/8拍子のバッキング・ソウルのバッキング・ファンキーなバッキングが計44パターン。
3章は「更なる飛躍を目指そう」で、ブルージー・シック・ジャジー・バラード・ボサノバスタイルのバッキングが計34種類。イントロ・アウトロの模範パターンが計24個。
「ポップス」「ジャズ」「ソウル」といった小セクションごとにコード進行が設定されていて、それぞれコード進行に則ったバッキングパターンを紹介していくといった構成になっています。
マスターするためには能動的な姿勢が必要
この本のスタイルは、「とにかく楽譜を目で見て」「模範演奏を耳で聞いて」「自分で弾いて習得しろ!」といった感じです。使われているフレーズやコード進行についての音楽理論的な説明はほぼありません。その点、分析しながら音を積み上げていくタイプ(アナレイズ型)の方には、あまり向いていないかもしれません。コード譜にセブンスと書かれていても実際は13thも弾いてるなんてことはよくあります。
理論的なことはバッサリ頭から切り離して、とにかく弾いて体で覚える。その上で、コード進行を変えて自分なりにフレーズを作ってみる。掲載されているバッキングパターンの気に入った部分を度数で考えてみるなどの分析をして応用してみる。多彩なバッキングを自由に奏でられる為には、こういった能動的な姿勢が必要となるでしょう。
ただ、ここに収録されているパターンはどれもセンスが良く、普遍的なものなので、様様な音楽スタイルにおけるバッキングのエッセンスを知るには最適かなと。(R&Bパターンが思いっきりエスニック風になっているところは理解に苦しむケド)
まとめ
多彩なバッキングパターンに触れられる良書。付属しているCDの模範演奏もチープな感じがなく、”弾いてみたい!”と思わせるクオリティ。ただ、本書を手にする多くの方の動機であろう「スタイルに合わせた柔軟なプレイが出来るようになりたい」という思いを実現するためには、工夫や分析も必要かと思います。私もまだまだ始めたばかり、ゆっくり時間をかけてモノにしていきたいと思います♪
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