心地よさ満点のギターサウンドPaul Jackson jr 「Still Small Voice」

Smooth Jazz / Fusion
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1959年アメリカロサンジェルス生まれのギタリスト。15歳からスタジオミュージシャンとして活動を始め、マイケル・ジャクソン、ホイットニー・ヒューストンなど多くのアーティストのレコーデングに参加。リズムギターにハーモニーを持ち込んだ独自のスタイルと、切れ味鋭いカッティングでLA随一のセッションギタリストとして活躍しています。

セッションギタリストとして活動する傍ら、1988年にはアルバム「I Came to Play」でソロデビュー。ジョージ・ベンソンを彷彿させる西海岸スタイルのフュージョンギターを聞かせ、リズムだけでなくリードギタリストとしても超一流であることを証明しました。

本作「Still Small Voice」は2003年に Blue Note Recordsより発売された6枚目のソロアルバム。パトリース・ラッシェン、ハーヴィー・メイソン、キース・アンダーソン、ブライアン・カルバートソンなど豪華ゲストを背景に奏でられる、クリーンなギターサウンドのなんと心地よいことか。圧巻の速弾きから、切れ味抜群のカッテングまで楽しめるギタリスト必聴の一枚となっています。

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Still Small Voiceの収録曲

 1. Still Small Voice
 2. Blue Note 
 3. Dios Te Bendiga
 4. Walkin
 5. It’s A Shame
 6. Park Tour Intro.
 7. Athens Park
 8. Crystal Park
 9. Sportsman Park
10. 1:15
11. Lillian
12. Changed
13. Back at One

Pickup Songs

ポール作のM1は豊満なギタートーンと女性コーラスが印象的なマイナーボッサ。地味な楽曲ながら、オクターブ奏法が炸裂するラストソロは圧巻。M3は、アール・クルー風のリズミックなフュージョン。ブライアン・カルバートソンがプロデュースしたM4は、都会的な雰囲気が漂う西海岸スタイルのスムースジャズ。お洒落なナンバーです。

M5は、スピナーズが1970年にヒットさせた楽曲のカバー。インターネットラジオでもよく流れていた軽快な楽曲で、本作の中でも人気のナンバーです。私自身、この曲を聞いて購入を決意しました。歯切れのよいギターサウンドが◎

M6~M9はパークツワー。ポールが生まれ育ったサウスセントラルの公園での思い出を曲にしたものが並んでいます。冒頭の対話は、ポール・ジャクソンJrと息子のポール・ジャクソン三世によるもの。

M10はノリが良いフュージョンタッチの楽曲。ソロでは、スケールアウトしたフレージングも出てきますが、爽やかに聴かせるあたり西海岸らしいスタイルです。ラストソングM13は、ブライアン・マックナイトのカバー。女性のコーラス隊も参加しドラマチックにアルバムを締めくくっています。

評価:★★★★☆

★今回ご紹介したアルバムは、アマゾンミュージックアンリミテッドに加入すると、追加料金が掛ることなくフルで聴くことが出来ます!(月額利用料が別途発生します)本作に収録されている楽曲以外にも約7,500万曲が聴き放題となるアマゾンミュージックアンリミテッド。未加入の方はご検討ください。※月額利用料及び聞き放題対象楽曲は変更される可能性があります。月額利用料等は利用者の費用負担となります。

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