印象派絵画を思わせる空間的なサウンド Fourplay 「4」

こんばんは!ひなパパこと「パステル工房」の管理人です。

ここのところ日中の気温がグンと上がり、私の住んでいる地方でも桜の開花がみられ何となく気分浮き立つ季節になりましたが、多くの会社で3月は決算月。「バタバタして、呑気に桜を見てる場合じゃねぇよ!」とサラリーマンお父さん達の悲鳴が聞こえてきそうであります(ちなみにウチは7月)。本日は、そんな疲れたお父さん達にオススメのリラクゼーション効果の高い作品をご紹介いたします。これを聞いて心身共にリフレッシュしてくださいネ♪

本日ご紹介するアルバムは、スムースジャズ界のスーパーバンドFourplayが1998年にリリースした「」です。試聴ファイルもございますので、よろしければ見ていってください♪それではレビューにGO~♪

Fourplayは1990年に結成されたスムースジャズバンド。オリジナルのメンバーは、ボブ・ジェームズ(ピアノ)、リ-・リトナー(ギター)、ネイザン・イースト(ベース兼ボーカル)、ハービー・メイソン(ドラム)の4人。

メンバー各自が、凄腕のセッションマンかつ著名なソロイストの為、結成当時スーパーバンドの登場とかなり話題になりました。スムースジャズの花形楽器であるサックスをあえて使わない、サックスなし縛りながらも、メンバー各自の高い作曲能力と演奏力、バンドサウンドとしては最強ともいえるタイトで絶妙なアンサンブルによりゴールドディスクを獲得。デビューアルバムはビルボートのコンテテンポラリー・ジャズ・チャートで33週ナンバー1という快挙を成し遂げました。

その後、1997年にリー・リトナーが脱退し、ラリー・カールトンが加入。2010年には、そのラリーが脱退し、チャック・ローブをギターに迎えたもの2017年にチャックがガンにより逝去。現在は活動を休止しています。

カールトン加入後の新生フォープレイのデビュー作

今回紹介する「4」はラリー・カールトン加入後、初めてリリースされた、いわば新生フォープレイのデビューアルバム的位置づけの作品。加入後すぐのレコーディングだった為、収録曲10曲中カールトン作のナンバーは2曲のみ。演奏においても、まだどこか他のメンバーに遠慮しているような控えめなプレイで、バンド内での立ち位置を模索しているようにも思えます。

作風はリトナーが在籍していた前作「エリクシール」を踏襲した、落ち着いた雰囲気のスムースジャズですが、サウンドの色合いはやはり従来までのモノとはコロっと変化しております。

リー・リトナーは躍動感のある動的なプレイを得意とするギタリストでしたので、バンドサウンドもヴィヴィドでコマーシャルなものでした。それに対し、ラリー・カールトンは静的でエモーショナルに訴えるタイプのギタリストなので、サウンド全体に淡い霞がかかったかの様な、よりマイルドで大人っぽい作品に仕上がっています。

例えるなら、印象派絵画のようなサウンド

印象派絵画といえば、あの独特な色使いや淡いタッチの空気感が特徴的ですが、この作品からも同じようなイメージを受けます。なんでしょう、ドラム、ベース、ピアノ、ギターといったそれぞれの楽器の音色が一体となって、ふんわりと押し寄せてくるような感じ。

リトナー期に比べ、楽器それぞれの明瞭性に欠けるものの、トータルサウンドで一つの世界を作り上げている感じが、印象派の絵と似ている気がするんです。

お疲れ気味の方に聞いてほしい作品。

本作は、リラックスした雰囲気のなか奏でられる円熟した大人のスムースジャズ。そのシルキーでエモーショナルなサウンドからは、全身の筋肉が弛緩するような心地よさを感じます。最近お疲れ気味の方は、是非この作品を聞いて芯までリラックスしてください。オススメ♪

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