Daryl Hall & John Oates 「Ooh Yeah!」

本日ご紹介するアルバムは、人気ポップスデュオDaryl Hall & John Oatesが1988年にリリースした「Ooh Yeah!」です。試聴ファイルもございますので、よろしければ見ていってくださいネ♪それではレビューにGO~♪

アルバム情報

アーティスト:Daryl Hall & John Oates
アルバムタイトル:Ooh Yeah!
ジャンル:Rock.POP
リリース年:1988年





Daryl Hall & John Oates(ホール&オーツ)は1972年にデビューしたアメリカを代表するポップスデュオ。R&Bやソウルミュージックといった黒人音楽を取り入れたスタイルのポップスで人気を博しました。特に70年代後半~80年代中盤にかけては「リッチガール 」「マンイーター」「プライベートアイズ」など6曲がビルボードチャートNo.1に、16曲がトップ10入りするなど大成功をおさめ、あのマイケル・ジャクソンと肩を並べるほどのスター振りでした。(事実、マイケルのヒット曲「ビリー・ジーン」は、ホール&オーツの「I Can’t Go for That (No Can Do) 」からインスパイアされて出来たということは、多くの音楽ファンの知るところであります。)

本日ご紹介する「Ooh Yeah!」は1988年リリースの通算18枚目のアルバム。前作「Big Ban Boon」から約4年のブランクを経て制作された本作は、一流のセッションミュージシャンを起用し80年代後期のサウンドプロダクションを大胆に使った快作です。

ギラついたハードボイルドタッチのサウンドながらスタイリッシュに仕上げた作品。

Daryl Hallのシャウトから始まる1曲目の「Downtown Life」からして、これまでの作風とは異なる作品であることは誰しもが感じるところ。サウンドバロメーターを「洗練されていながらも親しみやすいもの」から「Coolで尖ったもの」に全振りさせたようなエッジの効いた、キレッキレなサウンドが展開されております。ボコーダーをはじめシンセサイザーをふんだんに使用したサウンドは、まさに80年代後半のサウンドプロダクション。メロディーの良さも相まって、実にカッコよいハードボイルドな作品に仕上がっています。

緻密に計算された隙の無い音楽。しかし・・・。

本作で聞くことの出来る緻密で計算され尽くした楽曲のクオリティーは、彼らの一連の作品群においても上位に入る部類なのは確か。しかし、その緻密さゆえ「遊び」の部分が無くなり、楽曲の面白さが半減してしまっているようにも感じます。

これは、個人的な意見ですが、一分の隙も無い完璧な楽曲を書くソングライターの作品はあまり大ヒットしない傾向にあるような気がします。(勿論、多くの例外もありますが・・・)いつの時代も、リスナーの心を動かす楽曲には「利き手の入り込める隙」のようなものがあるのではないでしょうか。ことホール&オーツにとっては、キャッチーで親しみやすい楽曲であったり、冒険心を感じる前衛的な楽曲であったり、ある種垢抜けていない不思議な楽曲であったり(ホント、変な曲も多いグループでした)。そんなモノをひっくるめて「ホール&オーツの魅力」だったような気がします。

その点、本作は、本来の魅力を出し切れていない作品なのかもしれません。シングルカットされた「エブリシング・ユア・ハート・ディザイヤーズ」こそ全米3位を記録したものの、アルバム自体は最高24位。80年の「Voices」より始まった彼らの破竹の快進撃も、ここで一応の終焉を迎えました。それを示すかのように、1990年に「Change of Season」をリリースしたのち彼らはソロ活動に専念し、グループとしては長い眠りに入ります。

本作は、(ホール&オーツという括りではなく)80年代後期の音楽シーンとしての括りに置いては、非常に質の高いCoolな作品に仕上がっています。近年、80年代サウンドの再評価が行われ、現代の音楽シーンにおいて当時の音を意識したような楽曲を耳にする事が多くなった気がしますが、その中で、本作にも再び焦点が当たってくれれば嬉しいですね。

My Favorite Songs

M1「Downtown Life」はエッジの効いたタイトなロックナンバー。ダリルの奔放的な歌いまわしや、ジョンによるクールなコーラスワークが格好良い。華やかながら危険に溢れた都会の生活を歌い上げたスリリングな楽曲です。

M2「Everything Your Heart Desires」は開放感にあふれたドラマチックなナンバー。晴れた日のドライブに最適です。全米第3位。

M5「Talking All Night」はパワーステーションを彷彿させるタイトな16ビートの楽曲。細かな金物系エフェクツと、サックスのソロがCool。

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