真夜中に聞きたいスムースサウンド　Brian Culbertson 「Somethin’ Bout Love」

2018/3/21 2018/3/21 Smooth Jazz, 音楽

本日ご紹介するアルバムは、スムースジャズキーボド奏者、Brian Culbertsonが1999年にリリースした「Somethin’ Bout Love」です。

アルバム情報

アーティスト：Brian Culbertson(ピアノ)
アルバムタイトル：Somothin’ Bout Love
ジャンル：スムースジャズ
リリース年：1999年

Somethin Bout Love

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Brian Culbertson Atlantic / Wea 1999-09-27

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1994年のデビューより安定したクオリティの作品を発売しつづけているブライアン・カルバートソン。現代のスムースジャズシーンを牽引しているキーパーソンです。本日紹介する「Somethin’ Bout Love」は1999年リリースの5thアルバム。初期の作品では、硬質な音色のピアノをフィーチャーしたフュージョン的サウンドでしたが、デビューより5年経ち、この作品で彼のサウンドの基盤がほぼ完成したような印象を受けます。

R＆B、Funkを基調にした極上のスムースサウンド

ポール・ジャクソン・Jr (ギター)、アレックス・アル(ベース)、マイケル・ホワイト(ドラム)など黒人の一流ミュージシャンたちを迎え製作されて本作は、R&BやFunkを基調とした極上のスムースサウンドに仕上がっています。

都会的なメロウネスと、繊細な音色、そして抑制の効いた知的なグルーブ。ファンキーながらも、決してスムースの範疇から外れることのないグルーブ感は心地よいの一言。

ブライアンのピアノサウンドも以前よりマイルドなトーンになり、細かな旋律においても非常に滑らかな流れを感じます。そしてピアノに歌心が増しましたね。弾くところと休むところのバランスが良く、人間の発声に近い旋律が散見され、お洒落度がグンと向上しています。

聞くならやはり、真夜中に。

アルバムを通してスロー～ミドルテンポの楽曲が多く、リラックスした雰囲気の中で聴くのに適した作品だと思います。シチュエーション的には、真夜中にあたりが静まりかえる中、ソファーに腰かけつつ、ちょっと度数高めのカクテルなどを飲みながら耳を傾ける。というのはいかがでしょうか。メロー＆アーバンな洗練されたサウンドが、あなたのリラックスタイムをより華やかに、より特別な時間に変えてくれることでしょう。