夏のBGMに最適!Tom Scott 「Keep This Love Alive」

みなさんこんばんは!「ひなパパ」ことパステル工房の管理人です。

8月に入り2018年の夏も折り返し地点を過ぎました。連日の酷暑で「あつい・あつい」と文句ばかり垂れていますが、あと1ヶ月弱で夏が終わりなんだ、と思うと少し切ない気持ちにもなりますよね。熱中症対策は万全に、残りの夏を楽しみましょう♪本日は夏にピッタリなFusion/AORの作品をご紹介いたします。それではレビューにGO~~♪

本日紹介しますアルバムは、アメリカ西海岸のジャズ・フュージョン界きっての名手、サクソニストTom Scottが1991年にリリースした「Keep This Love Alive」邦題「永遠の愛の炎」。(邦題はかってにつけました。そういえばそんな曲もありましたっけ?)

Tom Scott(トム・スコット)は1948年アメリカロサンジェルス生まれのサックス奏者。ティーンエイジャーの頃にサックスを始め、1968年にソロデビュー。1973年には自身のバンド「L.Aエクスプレス」を結成し、西海岸を代表するフュージョンバンドの1つとなる。その傍らスタジオミュージシャンとしても活躍し、共演したアーティストはクインシー・ジョーンズ、ホイットニー・ヒューストン、スティーリー・ダンなどなど。アメリカ西海岸きってのサックス奏者して名を馳せました。

1986年から97年まではジャズ・フュージョン専門レーベル「GRP」に所属し計9枚のアルバムをリリースしました。本日紹介する「Keep This Love Alive」はそんなGRP期の作品でございます。

GRPといえば、小綺麗で聞きやすいジャズ・フュージョンの作品を多く排出したレーベルですが、この作品も例にもれず、フレッシュな爽やかさ溢れた聞きやすいアルバムとなっています。



この作品の大きな特徴は、収録曲全9曲中、5曲が歌モノの楽曲であること。その5曲のうちスコットさんの出番と言えば、ほぼソロパートのみ!自己名義のアルバムなのに「これでよいのか?」と疑問がわいてきますが、たしかそんな感じの作品が他にもあったな~と思ったら、あった。Lee Ritenourの「Rit2」。当ブログでもちゃっかりレビューしております。↓↓

ジャズ・フュージョン界の大物ギタリスト、リー・リトナーの1982年の作品。前作「RIT」からの流れを汲むAOR然としたポップナンバーが印象的。セールス的には成功しませんでしたが、AORエッセンスの詰まった快作です。

このサイドマンに徹した感じ、歌を際立たせている感じ、Rit2にそっくりです。まあ、楽器がサックスなので、ソロパートでの意気込みの入り様はこちらの方が感じられますが。ソロの度に「お~きたきた!待ってました~!」ってなります(笑)

そして、その歌モノの楽曲なのですが、これが骨の髄までAORしちゃってるAORファン涙モノのクオリティーなのです。特に1曲目の「If You’re Not The One For Me」と、アルバムタイトル曲の3曲目「Keep This Love Alive」が素晴らしい。両者とも、チャートインしそうなタイプの楽曲ではないものの、極上の歌メロと、流れるような音使い、繊細な演奏、完璧なまでに完成された隙の無い楽曲なのです。AORファンなら、この2曲の為だけに買っても後悔しないでしょう。では、次に私のお気に入りの楽曲を紹介していきます♪

My Favorite Songs

1曲目の「If You’re Not The One For Me」は、ビル・チャップリンとブレンダ・ラッセルのデュエット。AOR然とした美しくも力強いバラードソングです。TOTOのデイビッド・ペイチによるキーボードとディーン・パークスのギターが絡み合うバッキングがよい感じ。もちろんトムのソロも最高。歌心のある素晴らしい旋律です。曲調的には、ジェイ・グレイドンぽいかな。Planet3で聴けそうなタイプの楽曲です。

2曲目「Miz Thang」は、トム自身のペンによるインストナンバー。ジャムセッションぽい雰囲気のファンクをベースに、トムのサックスが冴えわたる。わての独壇場や!と言わんばかりにブラスセクションも一人でこなしております(笑)カリフォルニアちっくな、明るくて陽気な雰囲気がGOOD♪

アルバムタイトル曲である3曲目「Keep This Love Alive」は、ボーカルに元アンブロージアのデビット・パックをフィーチャーしたナンバー。キーボードの流れるようなバッキングにスムースに下降していくベース、天性の美声の持ち主デビッド・パックの一番おいしいレンジで構成されているメロディーライン。雲一つない澄みわたった青空のような楽曲です。間違いなくAORの隠れた名曲!

5曲目「Reason For The Rain」は、ビル・チャップリンがボーカルをとるミステリアスな雰囲気のハードAOR。どことなく90年代のTOTOを彷彿させるナンバーです。ルカサーぽいギターは、マイケル・トンプソンによるもの。この人もロスのファーストコールスタジオミュージシャンでしたね。

6曲目「Givin’ Our Best」はゴキゲンなインストナンバー。ジョン・ロビンソンのストレートな8ビートに乗って、ディーン・パークスのエレキギターとトム・スコットのテナーサックスが火を噴いております。いやはや、パークスのギターのなんと格好良いことか!クリーントーンのカッテング、単音ミュートフレーズ、そしてオーバードライブサウンドによるソロ・・・もうたまりませぬ。

8曲目「You Mean Evreything」はムーディな雰囲気ただようインストナンバー。イメージは「夜の波止場」。トレンディードラマのラストシーン、男女が別れる場面のBGMに使われていそうな感じです。もちろん、男はトレンチコート姿で、女は肩パットもりもりのスーツ姿(頭はソバージュヘアー)。

さて、今回のレビューはいかがでしたか??歌モノの楽曲についての言及ばかり多くなってしまいましたが、インスト・歌モノ両方においても、様々なジャンルのテイストを織り交ぜた、ハイブリッドな楽曲が多く、飽きのこない作品となっております。そんなテイストが異なる楽曲が並んでいながらも、アルバムとしての統一感が感じられ、かつ、全体に澄んだ空気感が漂っているのが印象的です。夏のさまざまなシーンを彩るBGMとして最適。オススメです♪

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