本日は「sus4」コードについて解説します。是非、ご自身のプレイに取り入れてみてください♪
sus4コードとは?
市販の楽譜などを見ていると、□sus4といったコードネームを見かけることがあります。この□sus4コードとは何者なのでしょうか?
sus4は、サス・フォーと呼びます。サスとは、サスペンデッドの略。オーバーオールの肩紐を「サスペンダー」といいますが、あれと語源は一緒です。
サスペンデッドとは、「吊るされた」の意味。では、何を吊るしているのでしょうか?以下をご覧ください。
CメジャーコードとCsus4コードは、たった一音違うだけです。C音から、F音まで白鍵の数を数えてみましょう。C音を含めて白鍵4つですね。sus4の「4」はルート音(この場合Cの音)から4つめの音という意味。
つまり、メジャーコードの3度の音(この場合E音)が、吊り上げられて4度(この場合F音)になっているのが、sus4コードなのです。
sus4コードの響きを聞いてみよう。
sus4コードの響きを聞いてみましょう。sus4コードは、メジャー・マイナーのいずれにも属さない”宙ぶらりん状態のコード”なので不思議な音がします。
いかがですか?ふわっとした浮遊感がありますね。少しミステリアスな雰囲気も感じられます。
sus4コードの使い方
sus4コードは宙吊り状態なので、3度に降ろしてあげる事ですっきりと解決します。
まさに、一件落着という感じですね♪この例の通り、□sus4コードは□メジャーコードに進むことで解決します。この時、解決先がメジャーコードなことに注目です。一般的に、sus4コードはマイナーコードには解決しません。
sus4を使ったコード進行例
例01
Cコードが複数小節にわたって続くような場合。ハワイアンあるあるの進行ではないでしょうか。このように同じコードが繰り返される場合、ダラっとした印象になりがち。
そこで、ワンポイント。Csus4を挿入することで、サウンドにメリハリがつきます♪
例02
G7からCの繰り返し。これもあるあるですね(笑)。この流れに飽きて来たらワンポイント。G7sus4コードを挿入してみましょう。なんだか、こなれた感じの演奏になりますね♪
sus4コードを使ったフレーズ例
sus4コードはアルペジオで弾くと、とても美しい響きになります。以下、フレーズ例をいくつか挙げておきます。
フレーズ例01
3拍目、2弦1フレットが4度の音です(F音)。このように1音加えるだけでも、美しいサウンドになります。
フレーズ例02
Aフォームを使った場合のフレーズ例。コードフォームを基にフレーズを覚えると、移調しても迷うことなく弾けるので便利です♪
フレーズ例03
G7sus4の場合、4度のおとはC音になります。エンディングぽいフレーズです。
今回のまとめ
今回は、sus4コードの仕組みと、その使い方を紹介しました。メジャーコードを一音変更するだけで、簡単にコード進行のアレンジができますね。ご自身の演奏にも是非取り入れてみてください♪
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