本日は、アルペジオ奏法にチャレンジしてみます。アルペジオをマスターして、情緒たっぷりに和音を奏でましょう。
アルペジオ奏法とは
アルペジオとはウクレレで使われる奏法の一つ。コードをジャーンと同時にならすストローク奏法に対し、アルペジオ奏法では、コードの各音をパラパラと分散させて弾いていきます。
ストローク奏法とアルペジオ奏法、二つの奏法によるサウンドの違いを例えるなら、以下のような感じです。
アルペジオ奏法=情緒的(エモーショナル)
アルペジオ奏法のコツ
アルペジオ奏法のコツは次の二つ。
② 一音一音を伸ばして弾く
アルペジオ奏法でコードを奏でてみよう
アルペジオ奏法のパターンをいくつか紹介します。実際に弾いてみて、サウンドの響きを味わってください♪
パターン1
三本の弦だけを使ったパターン。簡単に弾けますが、三つの音を行き来しているだけなので、G7など4和音を弾くことは出来ません。また、3和音でもコードフォームによっては、構成音を全て鳴らすことが出来ないので注意が必要です。
1小節目と4小節目のCコードでは、コード構成音を鳴らしきれていません。Cコードの構成音は、C・E・Gですが、上の譜面ではC音とE音のみが鳴っています。(1弦3フレットと3弦開放はオクターブ違いのC音)
また、3小節目G7の構成音はG・B・D・Fですが、譜面ではG音が鳴っていません。なので、厳密にはBm♭5を弾いていることになります。まあ、気にしなくてもよいと思います。
パターン2
4弦から1弦まで順に弾いていくパターン。ハイGチューニングでは、音の並びが「高・低・低・高」となるので、音の流れがキュートです。
メジャーコードの「Aフォーム」と「Dフォーム」「Fフォーム」では、2拍裏と3拍表で同じ音が連続しますが、あまり違和感は感じません。
コードフォームについては、以下の記事を参照してください。
パターン3
ストロークしてから、3弦、2弦、1弦と弾いていくパターン。
右手が忙しいですが、コードチェンジを強調したり、コード感を明確に出したい時に最適です。
パターン4
1拍目と3拍目で、1弦と4弦を同時に弾くパターン。
パターン3のようにストロークをしないので、音が重くなり過ぎないのが、このパターンの良いところ。1拍と3拍の音を伸ばすよう心掛けて弾くと綺麗です。
パターン5
波が寄せては引くように音が流れてゆく美しいパターン。
音を紡いでいくような感じで弾いてみましょう。
パターン6
2拍裏のトップノートを伸ばして弾いたパターン。
パターン5と同じく、音の流れが美しいですね。3拍裏のタイミングがずれないように気を付けながら弾いてみましょう。
パターン7
3連符を使ったパターン。3連符とは、1拍を3等分したものです。
優雅な雰囲気を感じながら弾いてみましょう。
今回のまとめ
いかがでしたか?お気に入りのパターンは見つかったでしょうか。アルペジオは規則的に音が流れてゆくので美しく、一人で弾いていても楽しいですね。是非マスターしてください♪
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