本日は、ギターコードの押さえ方を「フィンガーボード上の度数関係」から解説していきます。この記事を読むと、以下のことができるようになります。
・コードブックを見ずに、ギターコードを押さえることができます。
・テンションを多く含む複雑なコードにも対応できるようになります。
5弦ルート、6弦ルートそれぞれについて、ルート音とその周りにある音のうち打弦可能と思われるものをピックアップしています。※表内の数字はルート音からの度数を表しますが、テンションとして使用する場合、2度=9度、4度=11度、6度=13度となりますのでご注意下さい。
5弦ルートの度数表
メジャーコードとマイナーコード
※色のついている部分が打弦位置です。
メジャーコードとマイナーコードの違いは1つだけ。(メジャー)3度ならメジャーコード。マイナー3度ならマイナーコードになります。3度の音が、コードのキャラクターを決定しているのですね。
メジャーコード、マイナーコードは3度の音で決定づけられます。
4種類のセブンスコード
何かとまぎらわしい「セブンスコード」も、度数で確認すれば一目瞭然。
メジャーセブンスコード、セブンスコードは「メジャーコード」です。7度が長7度(△7)なら、「メジャーセブンスコード」になり、ただの7度(7)なら「セブンスコード」となります。
一方、マイナーセブンスコードとマイナーメジャーセブンスコードは「マイナーコード」です。3度の音が「m3」になっていますね。
ただの7度がついた場合「マイナーセブンスコード」に、長7度がついた場合「マイナーメジャーセブンスコード」となります。
マイナーメジャーセブンスコードは、主にマイナーキーの楽曲で使われます。
複雑な響きを持ったコード
コードネームだけでは、押さえ方の分かりづらい複雑なコードも度数表を活用すると、簡単に見つけることができます。
6弦ルートの度数表
メジャーコードとマイナーコード
6弦ルートのメジャーコード、マイナーコードの押さえ方は上のとおり。
4種類のセブンスコード
6弦ルートにおける4種類のセブンスコード。6弦ルートのメジャーセブンスコードでは、1弦ルートと5弦5度を省略するのが一般的です。
複雑な響きをもったコード
コードによっては、6弦ルートを親指で押さえる必要があります。バンドで演奏する場合は、ベースなどの低音楽器がルート音を弾くので、ルートを省略しても構いません。
ここで紹介したコードの他にも、ご自身で色んなコードにチャレンジしてみてください。
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