以前の記事で、メジャーコードとマイナーコードのコードフォームを、それぞれ紹介しました。
今回は、メジャー・マイナー各コードフォームを見比べて共通点と相違点を探しながら、簡単にコードを覚える秘訣を紹介していきます。
メジャーコードとマイナーコードの違い
明るい響きのメジャーコードと暗い響きのマイナーコード。この2つのコードは、まったくの別物ではなく、共通点が多くあります。
たとえば、Cメジャーコードと、Cマイナーコードの構成音は以下の通り
Cメジャーコードの構成音:C・E・G
Cマイナーコードの構成音:C・E♭・G
両コードを見比べると、CとGは共通です。相違点は真ん中のE音のみですね。つまり、CメジャーのEを、半音下げるとCマイナーコードになります。
ちなみに、C音に対して、E音をメジャーサード、E♭音をマイナーサードと言います。
メジャーコードとマイナーコードの違いは1音のみ。
メジャー・マイナーを一緒に覚えられる、お得なコードフォーム
これまでご紹介してきたコードフォームの中には、(同じルート音をもつ)メジャーコードとマイナーコードを一緒に覚えられる型があります。
お得フォームその1
赤いドット点線の箇所を押さえるとメジャーコードに。離すとマイナーコードになります。
お得フォームその2
2弦の押弦箇所をひとつ隣に替えるだけで、メジャーコードとマイナーコードの切り替えができます。
お得フォームその3
こちらも、押弦位置をひとつずらすだけでメジャーコードとマイナーコードの切替ができます。
今回のまとめ
今回は、同じルート音をもつメジャーコードとマイナーコードを一度に覚えられる、コードフォームをご紹介しました。これらのフォームは、メジャー・マイナーの切替が容易にできるのも、利点のひとつです。
例えば、サブドミナントからサブドミナントマイナーに進む場合(Cメジャーキーなら、FからFm)など、スムーズにコードチェンジができると思います。
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