こんばんは!本日は「お父さんの作曲講座」第6回を開講いたします!
前回は、脱ダイアトニックコード宣言の第1弾として、セカンダリードミナントコードを挿入するテクニックをご紹介いたしましたが、今回はそのセカンダリードミナントを使い、さらにコードを細分化し、躍動感ある進行を目指します!
音楽理論的に難しいところもあるかもしれませんが、ダイアトニックコード早見表を活用しながら一緒にマスターしていきましょう!
■まずは前回のおさらい!
まず、本日ご紹介するテクニックの基礎となる、セカンダリードミナントをサクッと復習しましょう♪
■【セカンダリードミナントとは】
セカンダリードミナントとは、トニック以外のコードを「仮のトニック」に見立て、ドミナントモーションするドミナント7コードです。
●挿入手順
1.セカンダリードミナントを挿入したいところの次のコードを確認。ダイアトニックコード早見表のKeyの列で、そのコードのルート音の欄をチェック
2.ルート音が見つかったら、目線を右にずらして「Vの欄」に書かれているコードにセブンスを付けて挿入する。
例:次のコードがGなら、GのVは『D』なので7をつけて『D7』
■ドミナントコードのツーファイブ化をしてみよう♪
第4回の例4で書いた通り、ドミナントコードはツーファイブに分割することが出来ます。
上のコードは【C△7→Em7→Am7→G7】のG7をツーファイブ化したもの。言葉だけだと混乱してくるのですこし細かく見ていきましょうか。
このコード進行がループすると仮定すると、G7の次にくるコードは先頭の「C△7」ですよね。そこで、ダイアトニック一覧表のCの欄を見てみましょう。
Cメジャーキーにおいて、Ⅱのコードは「Dm」、Vのコードは「G」。よってコードCへ向かうツーファイブは「Dm→G」となるわけです。
今回の場合、帰結先のコードがトニックなので、ツー・ファイブともにダイアトニックコード内に存在するコードでしたが、帰結先のコードがトニック以外の場合でも、行うことは全く一緒です。
■例01
まず、3小節目のF△7の前にセカンダリードミナントコードを置いてみます。Key=Fの「V」コードはC7ですね。
次に、セカンダリードミナントコード「C7」をツーファイブに分けます。帰結先が「F」なので、Ⅱは「Gm」となります。「Gm→C7→F」というノンダイアトニックコードを二つ挟んだ流れが出来上がりましたね。
セカンダリードミナントとダブルドミナントを使った例。「D7」はドミナントコード「G」のドミナントコードなので「ダブルドミナント」となります。このようにノンダイアトニックコードを挿入しても、前後の流れによっては自然かつドラマチックに聞こえますね。
■今回のまとめ
今回は、セカンダリードミナントコードをツーファイブに分割することによって、コード進行をノンダイアトニックコードで彩る方法を見ていきました。ここまでご紹介したコード進行のテクニックを活用すれば、無数のパターンを作ることが出来ると思います。
いろいろ試してみて、好きなパターンを見つけてみてくださいね。次回は、小技的テクニックをいくつかご紹介していきたいと思います。本日もお付き合いいただきありがとうございました♪
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