尾道車中泊旅#1 人生初の絶景に感動

おでかけ・旅行記
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こんにちは、ひなパパです。
2025年のゴールデンウィーク、ふと思い立って一泊二日の車中泊旅に出かけてきました。今回はその模様を、前編・後編に分けてお届けします。

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行く先は走りながら考える。気ままなぶらり旅

2025年のゴールデンウィークも後半に入った5月4日。ふと思い立ち、寝具とちょっとした道具を車に積み込み、行き先も決めずに出発です。

北に向かい新潟あたりを目指すか、西に行き中国地方を目指すか——。ドライブスルーで買ったハンバーガーを食べながら、しばらく迷った末、「広島県の尾道へ行ってみよう」と決めました。行き当たりばったりの、気ままな旅の始まりです。

山陽自動車道をひたすら西へ。4時間ほどかけて尾道を目指しました。ゴールデンウィーク中にもかかわらず、大きな渋滞もなく、気持ちよいドライブ。

尾道「千光寺公園」に到着。

最初の目的地は「千光寺公園」。午後3時過ぎに到着すると、駐車場まで長蛇の列。車を停めるまで30分ほど待ちました。さすが、ゴールデンウィーク。

周りには、早くもセミの声が響いていて、まだ5月初旬なのに、まるで季節が一歩先に進んでいるような、不思議な気分になりました。

展望台へ続く石畳の坂道を登ると、満開のつつじが出迎えてくれました。鮮やかな花に、つい足を止めて写真をパシャパシャ。でも、あえて遠くの景色は見ないように。はじめて見る尾道の景色を、一番高い場所で、真正面から眺めたかったからです。

山頂広場に出ると、視界が一気に開けて、目の前には青空と展望台が姿をあらわしました。この展望台は2022年にリニューアルされたもので、全長63メートルの螺旋状の大きな展望台です。

展望台の頂上で出会った、まるで絵画のような風景

そして展望台の頂上にたどり着いたその瞬間——。息をのむような光景が広がっていました。

眼下には、ゆるやかに流れる尾道水道。その向こうには、いくつもの瀬戸内の島々が静かに海に浮かんでいます。空と水面が溶け合うような澄んだ青と、稜線を描く山々の緑。その自然の美しさに包まれるように、尾道の街並みが広がっています。

すべてが調和して、まるで一枚の絵画のようでした。

絶景を堪能したあとは、展望台近くの「文字のこみち」を散策。この遊歩道には、正岡子規や志賀直哉などの文豪が尾道の風景を詠んだ詩や言葉が石碑に刻まれていて、読んでいるだけで、当時の情景が浮かんでくるようでした。

散策のあとは、展望台のすぐそばのお土産物店さんへ。旅行先では、ついついソフトクリームを食べてしまいます。少し汗ばむくらいの陽気だったので、その冷たさと甘さが体にしみわたるようでした。

ソフトクリームを食べ終わると本格的にお腹がすいてきて。せっかく尾道に来たのだから、「尾道ラーメン」を味わってみたいと思い、市街地へ移動することに。

はじめての尾道ラーメンは驚きの味

駅周辺のお店をいくつか訪ねてみましたが、どこも長蛇の列。まだ晩御飯には早い時間にもかかわらず、なかなか入れそうなお店が見つかりません。少し場所を変えて、駅から少し離れたエリアにあるお店でも、なんと目の前で「本日終了」の案内!まさかの売切れです。

それでもどうしても諦めきれず、最後にたどり着いたのは「博多ラーメン味の蔵」。名前は博多ですが、メニューにしっかり「尾道ラーメン」の文字がありました。

運ばれてきたラーメンを一口すすって、まず驚いたのはスープの甘さ。魚介のだしと濃い目の醤油がしっかり効いていて、ちょっとすき焼きのたれのような感じも。でも食べ進めるうちに、その味わいの親しみやすさにハマってしまいました。とても満足の一杯でした。

スーパーで地元気分&夜の尾道市役所へ

夕食を終えたあとは、地元のスーパー「ハローズ」で食材などを買い出し。旅先のスーパーって、ちょっとした発見があって楽しいですよね。広々とした店内で、お惣菜や飲み物、プライベートブランドの商品をいくつか購入しました。

この日最後に立ち寄ったのが、尾道市役所。実はここの5階に、夜9時まで無料で入れる展望フロアがあるんです。静かな夜のフロアはまるで秘密の場所のようで、ほかに人も少なく、とても落ち着いた雰囲気でした。

展望デッキからは、昼間とはまったく違う、夜ならではの尾道の表情が広がっていました。街の明かりが宝石のように灯り、尾道大橋のライトが水面に反射して、静かに揺れている様子は柔らかく、息をのむほど幻想的でした。

しまなみ海道「大浜サービスエリア」で車中泊

夜の尾道市役所で幻想的な夜景を楽しんだあと、車を走らせて尾道大橋を渡りました。向かったのは、しまなみ海道にある「大浜サービスエリア」。ここが今夜の宿です。

サービスエリアに車を停めたあとは、さっそく寝る準備。窓には自作の目隠しカーテンをぺたぺたと貼っていきます。ひさしぶりの車中泊だったので、リアガラスのカーテンが上下逆(笑)でも周りの光もしっかり遮ってくれて安心感がありました。そして、車内にキャンプ用のマットを敷いて、シンプルだけど快適な寝床が完成。

周りには他にも車中泊の車がとまっていましたが、とくにうるさくもなく、朝までぐっすり眠ることができました。

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