王道派スムースジャズギター Jay Soto「Stay A While」

Smooth Jazz / Fusion
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みなさんこんばんは、ひなぱぱです。

本日紹介するのは、アメリカ出身のマルチミュージシャンJay Soto(ジェイ・ソト)が2007年にリリースした「Stay A While」です。視聴ファイルもございますので、是非見て行ってくださいね。

まず目を引くのが、マフィア映画の一場面のようなアルバムジャケット。アントニオ・バンデラス風の濃い顔立ちで、額に皺を寄せて佇んでいるのがジェイさん本人です。

楽器すら写っていないので、どんな音楽が展開されているか、ジャケットからは一切わからないですが、”本作は”、正統派のスムースジャズギターが聴ける作品となっています。

”本作は”と強調したのには理由があって、ジェイ・ソトが発表した作品群の中には、ニューエイジ系のピアノアルバムや、AOR風の歌物の作品、オーケストラと共演したシンフォニックな作品等があり、スタイルに一貫性が無いのが彼のスタイルとなっています。(笑)

ちなみに、ピアノ・ボーカルもジェイ本人によるものなので、気になる方はチェックしてみてください。個人的にはボーカルの上手さにびっくりしました。

ジェイはエリック・クラプトンが主宰するクロスロードギターフェスティバルに出場しトップギタリストに輝いた強者なので、ギタースキルの高さは相当なもの。同系統のギタリストとしてはノーマン・ブラウンが挙げられるでしょうか。シンプルなフレーズでもオクターブ奏法などのテクニックを使い、歌心溢れるプレイで聴かせるギタリストです。

本作には、ジェフ・ローバー、マイケル・リントン、ダーレン・ラーンを始めスムースジャズではお馴染みの演奏者がゲストとして参加していますが、客演は概ね控えめで、あくまでもジェイのギターに焦点を当てた音作りとなっています。弾きまくるような演奏こそありませんが、トーンとリズムの正確さ、コントロールの巧さが際立っていて、惹きつけられます。

また、収録されているどの楽曲もキャッチーなメロディーを持っているので、聞きやすくコマーシャルな作品という印象です。平均約4分と曲がコンパクトに纏まっているのも、そう感じる一因かもしれませんね。

おすすめ楽曲は、スムースジャズ専門ラジオ局でもヘビロテされていた1曲目「Stay A While」、ジェフリー・オズボーンのボーカルをフィーチャーした「Love Has Found A way」、ビルボードチャートで2位にランクインした5曲目「Slammin’」、歯切れの良いカッテングが爽快な6曲目「Grooveland」、アコースティックギターをフィーチャーした哀愁漂う8曲目「Daydreamin’」など。

その他の楽曲もスムースジャズの王道を行くものなので、是非聴いてみてくださいね♪おすすめです。

 

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