Brian Culbertson「XⅡ」【脱スムース路線】

Smooth Jazz / Fusion
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みなさんこんばんは!最近、公私共にバタバタで疲れ気味の管理人です。仕事の方はなんとか一段落ついたと思った矢先に、我が家のしらす(猫)が膀胱結石に起因する閉尿(おしっこが出ない状態)になり緊急入院。昨年末に結石が見つかり、投薬と治療用のフードに切り替えてから今まで特に問題は無く、安心していたところでした。血液検査の結果も芳しくなく不安要素は多々ありますが、しらすの生命力を信じて今は願うだけです。

本日はそんなブルーな気持ちを切り替えるべく、ファンキーでシックなスムースジャズの作品をご紹介いたします。それでは早速、見ていきましょう!Check it out!!

博士次郎
デビュー作は1994年の「Long Night Out」。大学在学中にリリースしたこのアルバムは、彼のアパートのベットルームで録音したそうな。この作品を皮切りに現在まで概ね2年おきにアルバムをリリースしておる。「ブライアンの作品に駄作なし」とスムースジャズファンの間では言われておるが、特に2000年代前半の作品は充実しており、スムースジャズの名盤として名高いぞ。

■XⅡはこんな人におすすめ

✓ ファンク・R&Bが好き

✓ 元気を出したい方

■XⅡの収録曲

 1.Feelin’ It
 2.Another Love
 3.It’s Time
 4.Out on the Floor
 5.Waiting for You
 6.Stay wit It
 7.Skies Wide Open
 8.Forever
 9.Don’t U Know Me by Now
10.That’s Life
11.I Wanna Love You
12.I Don’t Know

■脱スムース路線を踏襲。ファンク・R&Bテイスト満載の作品

この作品を聞くと、前作「Bringing Back The Funk」が彼の音楽スタイルのターニングポイントだったように思えます。「Bringing Back The Funk」は、サウンドの方向性をスムースジャズからファンク・R&Bに進めた脱スムース的な作品でした。ブライアン本人の話では、ファンク・R&Bこそが自身のルーツらしいのですが。

本作ではファンク・R&B路線をさらに推し進めていて、チャック・ブラウン、ケニー・ラティモア、ブライアン・マックナイト、アヴァーント、フェイス・エヴァンス等そっち系のアーティストが多数参加。12曲の収録曲中、5曲が歌物の楽曲となっています。インスト楽曲は過半数こそあれ、こちらもサウンドに変化が見られます。

メロディー・音色・楽曲の構成等が、以前に比べシックになっていて、2000年中盤頃のブライアンの作品で聞けた、スムースな質感や洒脱な雰囲気が薄くなっています。従来からのファンとして、これは残念なポイント。

■XⅡの聴きどころは歌物の楽曲

ただ、歌物の楽曲を中心に聴いてみると、ブライアンのトータルサウンドクリエイターとしての素質の高さを窺い知るの事が出来ます。豪華ゲストをまとめ実に、ファンキーでノリの良い音楽を聞かせています。

ゴーゴーファンクの神様、チャック・ブラウンをフィーチャーしたM1は、ファンクにスムースジャズの華やかさをブレンドしたお祭り騒ぎ状態の楽曲。ポール・ジャクソンjr(G)のリズムフックが特徴的なM2ではケニー・ラティモアがマイルドな歌声を披露。ストリングスが効果的に使われていてスピーディー&スリリングに仕上がっています。

ブライアン・マックナイトがボーカルを採るM4は、モダンテイストのR&B。都会的なビートと滑らかなコーラスが◎。ブライアンのピアノ演奏も、音を置いていくような感じで良いですね。スローR&BソングM7では、アヴァーントが伸びやかな歌声を聞かせます。この楽曲でもリズムが曲を印象的にしていますね。

★今回ご紹介したアルバムは、アマゾンミュージックアンリミテッドに加入すると、追加料金が掛ることなくフルで聴くことが出来ます!(月額利用料が別途発生します)本作に収録されている楽曲以外にも約7,500万曲が聴き放題となるアマゾンミュージックアンリミテッド。未加入の方はご検討ください。※月額利用料及び聞き放題対象楽曲は変更される可能性があります。月額利用料等は利用者の費用負担となります。

 

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