こんばんは、ひなぱぱです。
夏休みもなく、毎日毎日仕事ばかりで、夏らしいことを全くせぬまま2018年の夏が終わろうとしております。
中身の薄っぺらい夏を過ごしたせいで、何も残らなかった私ですが、夏休みの宿題だけが大量に残った娘に比べれば、まだマシと言うもの。
娘よ。あと一日で、どのように読書感想文を書き上げるつもりなのかい。本もよんでいないのに。
さて、まもなく秋がやってくるという事で、当ブログでは秋に聞きたいアルバムの数々をご紹介していこうと思います。今回がその第一回目。そして、当ブログの記念すべき100記事目でございます。よろしければ読んでいってくださいネ。それではレビューにGO~~♪
本日、紹介するアルバムは「Benoit / Freeman Project 2」です。
本作は、スムースジャズピアニストとして活躍しているDavid Benoitと、スムースジャズ界のスーパーグループ、ジャズキャットでお馴染みのThe RippingtonsのリーダーでギタリストのRuss Freemanが共同制作し2004年にリリースしたアルバムです。
遡ること10年前に1がリリースされています。
アルバムタイトルから分かるように1994年には「1」がリリースされいます。90年代前半のスムースジャズシーンでは、フォープレイが衝撃的なデビューを飾り、ビルボードのコンテンポラリー・ジャズ・チャートで33週ナンバー1を記録し、しかもそのサウンドはスムースジャズの花形楽器と言われていたサックスを使わないものでしたので、
ベノア・フリーマンプロジェクトも「フォープレイに倣え」と言ったかは知りませんが、サックスレスのフォープレイを意識したようなサウンドでした。
まあ、この二人はフォープレイのメンバーと比べ、幾分若い世代でしたし、両者のサウンドの相性が良いのはリッピントンズ時代から言われていたことなので、「1」はだいぶと売れましたね。
それから、10年の歳月を経て、制作されたのが本作本作「Benoit / Freeman Project 2」なのです。
ベテランらしい円熟した演奏が○
前作からの10年間の間に、ベノワ、ラス共にフレッシュさが売りのLAフュージョンから、グルービンなスムースジャズ系に作風が変わっていったわけですが、そんなスタイルの変化が、このアルバムにも反映されています。
イメージ的には、「1」は春の息吹を感じるイキイキとした印象で、「2」はしっとりとした秋を彷彿させる落ち着いた印象。素敵なオジサマたちが奏でる、洒落たミュージックってな感じです。
ミュージシャンも年齢を重ねると落ち着いて、サウンドがマイルドになるのが普通ですから、この作品にしても、10年前のそれに比べるとずいぶん落ち着いた感じに仕上がっています。
まず、バンド構成はいたってシンプル。メインはギター、ピアノ、ドラム、ベースの4楽器。そこに曲によってはアナログストリングスやスキャット、ボーカルなんかが加わります。
アルバム通して概ね、アコ―ステック楽器の比率が高いです。ベノア、フリーマン両者はもちろん、たのメンバーもそれなりの歳のベテラン揃いなので、じっくりと聴かせることを念頭においた音選びになっているのが印象的です。
参加ミュージシャンを一部あげますと、ヴィニ―・カリウタ(ドラム)、ヴィンス・ギル(ボーカル)、デビッド・パック(ボーカル)、クリス・ボッティ(トランペット)、ルイス・コンテ(パーカッション)、デイブ・カーペンター(ベース)など。
全10曲中「Two Survivors」を除いて、ベノア・フリーマンの共作、もしくはどちらかの作品。楽曲のテンポはミディアム~スローが大半で、サウンドカラーはボサノバ、サンバ、ジャジー、クラシカルとそれなりに豊富。
なので、流れが退屈といった感じはしません。様様なエッセンスを織り込みながらナチュラルに纏めているような印象です。個人的には、David Benoitの「Professional Dreamer」に近い作風だと感じています。
アルバム1~3曲目は円熟した演奏ながら軽やかなメロディーラインの、ラジオオリエンテッドなスムースジャズチューン。
1曲目「Palmetto Park」はUSENのスムースジャズ系チャンネルでもよく流れていますし、3曲目「Montecito」は、心地よいリズムと、David Packのスキャットが印象的。
その他の楽曲も、円熟味と軽やかさが良い塩梅でまとまっていて、これからの季節のドライブに最適なのではないでしょうか。是非おためしあれ!
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