カラーコーディネーター2級要点まとめ【Capter 1 カラーコーディネーションとは】

色のはたらき

■識別と情緒にかかわる色
【色の識別性】・・・色の違いがわかるというはたらき
↑交通信号の信号類が代表的。安全の確保に大きな役割を果たす。
 
■視認性・誘目性・・・色の識別に大きく関りがある
視認性』⇒遠くから見ても文字や図記号がよくわかる性質のこと
 
誘目性』⇒存在が目立つ性質のこと
 
 
【色の情緒性】・・・色が私たちの心に与える力
色の感情効果 ⇒ 色の三属性に関連
※赤=怒り・活力 青=落着き・静寂 緑=やすらぎ・くつろぎ
抽象的概念との結びつき ⇒ 国旗、紋章、企業のCIカラー 
 
オズグッドのSD法』・・・色のもつ情緒性を分析する方法
■SD法の3因子
1.評価性(好きー嫌い、美しいー醜い など)
個人差が大きく、性別や年齢、時代により変化
2.活動性 (動的なー静的な、穏やかなー激しい など)
3.力量性 (重いー軽い、暖かいー冷たい など)
活動性・力量性の個人差はあまり大きくない

カラーコーディネーションで考慮すべきこと

■適した色を提供するための6つの要素
【1.色彩と場の関係】
場を構成する要素:TPO(ファッション分野ではSを加えてTPOS)
T=時間 P=場所 O=場合 S=場面
 
【2.色彩と人の関係】
ターゲット・・・商品の色彩計画における顧客層のこと
ユニバーサルデザイン・・・・すべての人に情報が伝わるような色彩配色
 
【3.対象物との整合性】
その物にふさわしいか、似合うかという見方のこと。
身近な物の色は、記憶色としてイメージされているので、それから外れると強い違和感を感じる
 
【4.見せ方】
それぞれの色にはプラスのイメージと、マイナスのイメージがあるので、プラスイメージを強調し、マイナスのイメージを封じ込める見せ方を検討
 
【5.時代性】
トレンドカラー:新奇性の強い色のこと
 
【6.コスト】
色により色材の価格が異なる。例:車のボディーカラー ⇒ 色変化の複雑な光輝材を含んだ色の方が高価になる

カラーコーディネーターの実務

■カラーコーディネーションの5つの手順
【1.現状の把握】
定量的調査
色の占有率、配色傾向、購買層の可処分所得との関連などを数量的に把握する作業
 
定性的調査
なぜ特定の色が好まれるのか、生活者の生活様式の変化、求められている価値観などを調べる作業
 
【2.色彩の発想と企画】
量的発想
多く売れる色を重視して色を選定していく方法。慣用色、定番色、売れ筋色など
 
質的発想
色彩が持つ情緒性、情報性、時代性を活かして色を選定する方法。
例:基本コンセプトや思想性の表現、新規開発をアピールする新奇性の表現
 
【3.実施案の制作】
選定した色を、実際の製品に反映させたイラスト、パース、CG、模型などで表現。色の物理的特性や、人体や環境への安全性などが基準に合格するか否かをチェック。
 
【4.実施と管理】
実際の製品が製造される。色材が当初計画されていたとおりに出来上がっているか、ロット違いでも色が安定しているかどうかを管理。
 
【5.演出および評価と問題点の把握】
ビジュアルプレゼンテーション(VP)
販売の際、視覚的な効果を重視した展示方法
 
ビジュアルマーチャンダイジング(VMD)
VPが成功するように製品化を進める方法