カラーコーディネーター3級要点まとめ。【Chapter8-2 絵画に見る色彩調和・商品に見る色彩】

絵画と色彩

■描写価値と独自価値

【描写価値】

対象の実写的再現や空間的距離、立体感の表現などのために用いられる色彩のはたらきのこと

【独自価値】

色彩そのものが生み出す力や効果のこと

色彩の描写価値を優先 ⇒ 実写的絵画

色彩の独自価値を優先 ⇒ 抽象絵画

絵画史と色彩

●中世

象徴としての色彩を重視=「象徴的価値」

色彩の独自価値が主導的役割を果たす(赤・赤紫)

例:フランス・シャルトル大聖堂内陣周廊部のステンドグラス

●ルネサンス期

中世の象徴性 ⇒ リアリズム・自然主義

色彩の描写価値が主導的役割を果たす。固有色の再現

◆カラーオーダシステムへの関心の深まり

アベルティーの「絵画論」:赤・青・緑・褐色の四原色

◆色彩研究による調和論の基礎

ニュートン『光学』・ゲーテ『色彩論』・シュヴルール『色の同時対比の法則』

タナーやドラクロアといった19世紀の画家たちに影響をあたえる。

●近代絵画の独自価値

【印象主義】

明暗や影を画面から排除。固有色を否定し「現象色」に置き換える

色彩の独自価値を重視

【点描】

絵の具をパレット上で混色せず、画面に併置して色を再現 例:スーラ「アニエールの水浴」、シャニック「サン=トロペの港」

表面色=物体の表面だと感じられるかたい色の見え方

面色=空間的な色の見え方

●現代

色彩の独自価値を重視する動きがみられる。

商品に見る色彩

■1960年代初頭

シャーベットトーンの流行:日本流行色協会

■1960年中盤~後半

ピーコック革命:メンズファッション界にカラーシャツが登場

ポップアートと原色使い:サイケデリックカラー、ヒッピールック、イエローの流行

■1970年代

オイルショックを契機に人々の価値観が変化

アースカラーと濁色:自然をキーワードとしたブラウン系の台頭 特にベージュは自然志向の代表として定着

■1980年代

白、黒とパステルカラー:無機質でクールな色彩嗜好・シャープで軽快な未来志向

黒の流行:婦人服分野から始まり、様々な分野に拡大。シンプル・イズ・ベスト

エコロジーカラーベージュを中心とした自然素材が再び台頭

■1990年代~

ベージュ・チョコレートブラウンが人気。黒がベーシックカラーとして市場に定着

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