カラーコーディネーター3級要点まとめ。【Chapter3-2 色彩調和論】

■色彩調和論とは

調和があると感じられる色の関係に一定の法則を見出そうとするもの

1.音楽よる和音の調和感との類似性を色にあてはめたもの

2.色の補色関係を重視したもの

3.色の類似性と対照性との関係に着目したもの

シュヴルールの調和論

色彩調和論の基礎を築き発展に貢献 ゴブラン織りの研究

著書『色彩調和と同時対比の法則』で、色相とトーンによる概念を導入

■【類似の調和】

1.同一色相で、トーンの違いをつけた配色

2.類似色相を使った、類似トーンによる配色

3.色のついたガラス越しにさまざまな色を眺めたときのような、全体が1つの色相に支配された配色

■【対照の調和】

1.対照トーン + 同一色相

2.対照トーン + 隣接もしくは類似色相

3.対照トーン + 補色色相

オストワルトの調和論

すべての色は白色量W、黒色量B、純色量Cの総和からなると提言(W+B+C=100%)

色立体を完成させ、表式系オストワルトシステムを創案

調和は秩序に等しい」= 秩序立てて選ばれた色同士は調和する

■色相における調和

オストワルトの色相環 = へリングの心理四原色を基礎とした24色相

色関係における調和:等価値系列

色立体上で中心軸に対して同じ円周上にある色同士のこと

W、B、Cが全て等しく色相だけが異なる

●類似色相調和:色相差が2~4の範囲の調和

●異色調和:色相差が6(中差色相に該当)または8(対照色相に該当)の配色

●反対色の調和:色相差が12で、色相環の対向位置にある関係

■等色相三角形における調和

等色相三角形:完全白、完全黒、完全色の3色に囲まれた正三角形(有彩色28色、無彩色8色)

アルファベット2文字で白量、黒量を表示 

例:pa    白量=p  黒量a

●等白系列の調和

アルファベット2文字の1文字目が同じ系列

純色と黒を結んだ辺に並行な色では白色量が等しい

●等黒系列の調和

アルファベット2文字の2文字目が同じ系列

純色と白を結んだ辺に並行な色では黒色量が等しい

●等純系統の調和

等しい純度をもつ色の調和

等色三角形を縦の線で横断する系統

ムーン – スペンサーの調和論

色彩調和を定量的(数値的な関係)に置き換えて論じる

マンセルシステムを使った実験を多く行い、色同士の関係を調和領域不調和領域に分類

●調和領域

1.同一

2.類似

3.対比

●不調和領域

1.第一曖昧領域

2.第二曖昧領域

3.眩輝

【ムーンスペンサーの調和・不調和領域とマンセルシステムの三属性の関係】

■【美度】

面積の関係や配色の美しさの度合いを数値で表す考えかた

ジャッドの調和論

色彩調和論の研究をし、共通する原理・原則を抽出

●秩序の原理

マンセルシステムのように知覚的等歩度性をもつカラーオーダシステムの有益性を説く

●親和性の原理

見慣れた色の組み合わせは馴染みやすい 例:ルードの「色相の自然連鎖」

●共通性の原理

色支配(ドミナントカラー)、トーン支配(ドミナントトーン)

●明白性の原理

互いの色が明確に知覚される配色は調和する

明度・彩度にはっきりとした違い、明度差が大きいことが重要